AUTOSAR開発体験キット

富士ソフト

AUTOSAR開発を実際に体験することで学習できる
『AUTOSAR開発体験キット』

TOPPERS、Artop等、無償で入手可能なソフトウェアを活用することで、低価格を実現
COMスタックを用いたECU間の協調制御をAUTOSARメソドロジに基づいた開発演習で体験可能

News & Topics
  • 2015.04.23販売開始
  • 2015.11.18COMスタック(CAN通信)に対応

AUTOSARとは

AUTOSAR

AUTOSAR(オートザー、AUTomotive Open System ARchitecture)は、欧州自動車メーカーを中心に、車載ソフトウェアの共通化を目指して2003年に設立された団体です。 また、車載ソフトウェアの共通化を実現するためのプラットフォームの仕様の名称でもあります。
AUTOSARに関する情報は以下サイトもご参照ください。

車載ソフトウェアの規模が比較的小さかった時代は、自動車を制御するECU(Electronic Control Unit)に搭載されるマイコンも小規模であり、ソフトウェア開発は採用するマイコンに合わせたいわゆる、すり合わせ開発が行われてきました。 しかし、昨今の自動車には、安全性や利便性向上のために様々な機能が追加されるようになり、車載ソフトウェアの規模も年々増加し、すり合わせ開発によるソフトウェア開発コストの増大が大きな問題となってきました。
コンセプト

これに対して、AUTOSARでは、車載アプリケーションとマイコンを切り離して開発するためのソフトウェアプラットフォーム仕様を規定しており、アプリケーションの再利用性向上、およびソフトウェア開発コストの削減を目指しています。 AUTOSARからは仕様のみ公開されており、「Cooperate on standards, compete on implementation(標準化で協調し、実装で競争すべし)」というスローガンを掲げています。 AUTOSAR仕様では、アプリケーションとマイコンを切り離すために、RTE、BSWというレイヤを規定しており、BSWには機能毎に多くのモジュール仕様が規定されています。 さらに、AUTOSARプラットフォームを使用して開発する手法(メソドロジ)や、アプリケーション等のモデル定義に関しても詳細に規定されています。

アーキテクチャ

国内では、自動車メーカ、部品メーカともに、独自のソフトウェア開発手法を持っていることが多く、これまでAUTOSARはあまり普及していませんでした。 しかし、近年、機能安全規格(ISO26262)への対応や、マルチコアマイコンによるECU統合といった新しいトレンドの登場もあり、AUTOSARの導入が国内でも急速に進んでいます。

AUTOSARの問題点

膨大な仕様書 膨大かつ複雑な仕様
AUTOSARからソフトウェアプラットフォームの仕様書が一般公開されていますが、膨大な量であり、すべてを理解するのは困難です。

AUTOSARバージョンRelease4.0.3の場合
  • モジュール数:80
  • 約170ファイル
  • 合計約13,000ページ

商用AUTOSARプラットフォーム/ツールは高価
いくつかのソフトウェアベンダから、AUTOSARプラットフォームやツールが販売されていますが、一般的に高価なものが多く、AUTOSARに関して調査や学習するためだけの場合には入手が困難です。
この状況もあり、インターネットで調べても、AUTOSARに関する抽象的な情報は得ることができますが、AUTOSARを使った開発の具体的なイメージを掴むことが難しくなっています。

AUTOSAR開発体験キットの必要性

国内でAUTOSARに対するニーズが高まるにつれ、AUTOSARに精通したエンジニアを育てることが急務となっています。 しかし、日本語の解説書等も少なく、AUTOSARに関して手軽に学習できる教材もありません。 そこで当社は、できるだけ安価に、実際にAUTOSARを使用した開発を行い、評価ボードを使って動かしてみることができるキットが必要と考えました。

当社は、2011年度から名古屋大学大学院情報科学研究科附属組込みシステム研究センター(NCES)と共にAUTOSARに関する研究開発に携わり、AUTOSARに関する知見を蓄えてまいりました。 この知見を活かし、無償で入手可能なAUTOSAR関連ソフトウェアを最大限活用することで、AUTOSAR開発体験キットを開発いたしました。

まずはAUTOSARを使ってみたい!そんなお客様におすすめです。