グーグルはなぜ「オンデバイスAI」を志向するのか (1/2)
グーグル(Google)は2018年11月21日、東京都内で会見を開き、同社のスマートフォン「Pixel 3/Pixel 3 XL」で採用したAI(人工知能)利用の方向性である「オンデバイスAI」について紹介した。
エッジAIの最大の問題は、エッジではあくまで推論専用で、学習はサーバーやクラウド環境で実行されるもの、という割り切りが必要なことです。EP部ではそれをハイブリッドAIというエッジAI-クラウドAI一体型のシステムで解決する構想があります。
本記事では、オンデバイスAI(という新語がエッジAIや組み込みAIとどう違うのか不明)の次のステップは、デバイスのみで学習も含め完結することで、そのためにフェデレーションラーニング(Federated Learning)という手法を紹介しています。これはデバイスが休止しているときに学習を行い、それを他のデバイスにも共有する仕組みのようです。エッジのハードウェアの非力さを、時間とクラスタリングで解決する方向ですが、これは産業機器にも応用できそうです。