低コストFPGAで深層学習、コア技術をオープンソース化したベンチャーの狙い (1/2)
LeapMindは2018年10月19日、組み込み向けFPGA上でディープラーニングを動作させるソフトウェアスタックをオープンソースで公開した。同社が今まで強みとしてきた技術が、誰でも利用もできるようになった。同社CTO(最高技術責任者)を務める徳永拓之氏に、blueoilとはどのようなもので、何が実現できるのか。そして、オープンソース化した狙いなどを聞いた。
LeapMind社が開発してきたFPGA向けのディープラーニングのソフトウェアスタックをBlueoilの名でオープンソース化するという驚きの発表がありました。
これまで、ローエンドFPGA向けのオープンソースなニューラルネットワークは、東工大の中原准教授のGUINNESSや、PINK-Z1向けのBNN-PYNQがありますが、いずれもXilinx FPGA向けのものでした。数少ないIntel FPGAのローエンド向けニューラルネットワークという意味でも興味深いです。
同社が5月に発表した物体検知のニューラルネットワークもこオープンソースに含まれるかどうかわかりませんが、いずれは含まれるだろうとは思いますし、それが対応してからが本当の使い所かと思われます。