名刺大FPGA開発ボード「Ultra96」は3万円、推論アルゴリズムの実装も容易に
アヴネットは、「第8回 IoT/M2M展 春」において、名刺サイズのFPGA開発プラットフォーム「Ultra96」を用いた画像認識デモを披露した。
Jetson Nano対抗にしても、このクラスのFPGAが載っている開発キットしては確かに破格。これまでのZynq UltraScale+ MPSoCのボードの半額ぐらいですね。
付属のDEEPHi DNNDKは、Jetsonで言うところのTensorRTで、枝刈りや量子化を行ってネットワークを小さくしてFPGAに実装するツールのようです。
FPGAによるエッジAIは根強いニーズがありながら、高価格FPGAデバイスが必要だったり、FPGA専用のネットワークで学習しないとうまく実装できなかったりしましたが、低価格デバイスで、既存のネットワークをユーザーが簡単に実装できるということであれば、非常に魅力的な選択肢になりそうです。