組み込みAI開発、現場が渇望する「FPGA人材」
「当社が受託するハードウエアの設計案件は、今やほとんどがFPGA(回路構成を自由に変更できる半導体)がらみ。とにかく開発人材が足りない」――。こう語るのは、OKIアイディエス(群馬県高崎市)で代表取締役社長を務める穴田則明氏だ。沖電気工業(OKI)グループの同社は、情報通信機器や映像機器、FA(ファクトリーオートメーション)機器、医療機器などの設計受託開発を手掛けるEMS(Electronics Manufacturing Servive)事業会社である。穴田氏によれば、同社が手掛ける製品分野ではここ数年でFPGAの受託開発案件が増加し、社内の人材不足感が際立ってきたという。
確かにFPGA開発の人材は枯渇しているが、いろいろな会社を回っている感覚では、現時点では「組み込みAI向け」のFPGA人材はまだ需要も明確ではないのではないかと思う。
もう少し広く考えて「AIの実装を検討できる組み込みエンジニア」という観点であれば、
すぐに需要は拡大すると思われるので、それを想定した教育が必要。