XDF 2018 – Xilinx、新カテゴリ「ACAP」の第1弾「Versal」を発表
2018年3月に概要が明らかにされ、同8月のHotChips 30で内部構造の一端が公開された「Project Everest」こと「ACAP(Adaptive Compute Acceleration Platform)」であるが、これの採用第1弾となる「Xilinx Versalシリーズ」がXDF 2018の基調講演で公開された。
Xilinx社の新FPGA、ではなく新カテゴリのチップシリーズACAP(Adaptive Compute Acceleration Platform)をリリース。中身はZynq UltraScale+ MPSoCの進化系ではあるけど、高速なCPUと強力な周辺ユニットの統合で多機能チップとしての性格を強め、FPGAはすでに機能の一部でしかない形になりつつある。
その強力な周辺ユニットの一つがAI Engineで、従来ならFPGA部で実現していたAI機能を、専用のユニットにしている。ただし、ハードIPで実現している他社のSoCのAIアクセアレーターに比べて、よりFPGA的なコンフィギュレーションが可能になっているようで、C/C++の高位合成に近い感じでAIが設計できるようになる模様。
https://news.mynavi.jp/article/20181023-709201/
そして、それなりに高価なチップになることが予想されるものの、非常に多機能で高速処理を実現できそうなチップであり、@Vengineerさんの仰る通り、このチップを使いこなすには相当マルチなスキルが必要。すごい時代になってきた。
https://blogs.yahoo.co.jp/verification_engineer/71720199.html