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Edge AI Boxでリアルタイム白杖検出デモを実施

富士ソフトは2019年8月29日に開催された、EDGEMATRIX株式会社のプレスカンファレンスに、事業パートナー企業として出展しました。

EDGEMATRIX株式会社は、クラウディアン株式会社からスピンオフしたAI事業に特化した会社で、株式会社NTTドコモ、清水建設株式会社、日本郵政キャピタル株式会社から出資を受けています。2019年7月1日の設立を記念し、設立および事業戦略の記者会見が年8月29日ベルサール六本木グランドコンファレンスセンターで行われました。

富士ソフトはスピンオフ前のクラウディアン株式会社の時代から、クラウディアン社のAIプラットフォーム製品である「Edge AI Box」を使用したデモを展示するなど、エッジAIの事業展開で連携してきました。この度新たに設立されたEDGEMATRIX社としても「Edge AI Box」は主力商品であり、さらにラインナップと拡張性を広げ、これを軸にプラットフォームやソリューションのビジネスに繋げていく方針のようです。

今回のプレスカンファレンスでは、有力なパートナー各社の中で唯一富士ソフトは実際に「Edge AI Box」で動作するデモを展示しました。

展示したデモは、視覚障害者の皆様が外出時に使用する「白杖」を、カメラで検知するものです。Webカメラで撮影した映像を「Edge AI Box」がリアルタイムで解析し、画面に表示します。
「Edge AI Box」 には、DeepLearningによる推論機能を搭載しています。インターネット上で取得した、白杖を使用している画像をYOLO v2を使って転移学習したものです。ありあわせの素材とモデルを利用したものですが、なかなかの精度と速度が出ています。このように簡単に実証実験を開始できるのが、NVIDIA社のDeepLearningプラットフォームをそのまま利用できる「Edge AI Box」の優れた点です。

このデモは、駅などの公共施設や店舗などで障害者サポートを迅速・正確に行うための通知システムをイメージしています。
学習データを増やして精度を上げ、車椅子や松葉杖に対応するなどの機能追加で、より広範囲に役立てるものになると考えています。

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