COLUMN
富士ソフトがお勧めするFPGAアクセラレータカード!
近年、8KビデオやVRなどの新しいアプリケーションにより、膨大なデータがネットワークに流れ込むことで、ネットワークの高速化に対するニーズが一層高まっています。
また、データセンターに関しては、データ分析、AI、ビデオ/イメージ処理、金融などの激しく変動する大量のデータを限られた電力とコストで高速処理することが求められています。
これらの課題を解決するには、今までのプロセッサだけの処理では対応しきれない為、本来のプロセッサを遥かに上回る計算をこなす新たなデバイスをシステムに追加する必要があります。その追加されたデバイスに複雑なデータ処理を手助けしてもらい、システムの高速化を行うことを「アクセラレーション」といいます。
アクセラレーションに最適なデバイスはFPGA
アクセラレーションを行うためにシステムに追加すべきデバイスとしてCPU、GPU、FPGAなどが候補にあがります。
昨今、多くの企業がアクセラレーションを行いにあたりさまざまなデバイスで比較・検討しておりますが、処理速度・消費電力・フレキシビリティの観点でみたところ、FPGAアクセラレーションが注目を集めております。
富士ソフトは、FPGA アクセラレーション市場を牽引している優秀な海外ベンダー(BittWare、TUL)の日本国内正規販売店として、FPGAアクセラレータカードや、アクセラレーション用サーバーなど、多数のアクセラレーション製品を国内のお客様へご提供しております。
今回は、沢山のFPGAアクセラレータカードの中から、おすすめの2製品ご紹介致します。
ニューラルネットワークのアクセラレーション向け
BittWareが提供するニューラルネットワークの推論に最適な『520N』アクセラレータカードです。
520Nは、最大10 TFLOPSのパフォーマンスを導入し、Intel® Stratix 10 FPGAと4バンクのDDR4外部メモリを搭載したPCIeボードです。
4つのネットワークポートにより、PCIeバスに依存しないFPGAからFPGAへの劇的なスケーリングが可能になり、さらに最大10/25/40 / 100GbEで動作するシリアルI/Oプロトコルをサポートします。
従来のHDLに加えてより抽象度の高いC、C ++、及びOpenCLベースのツールフローがサポートされています。
製品詳細はこちら>>
データマイニングのアクセラレーション向け
Tul Corporationが提供するデータマイニングに最適な『BTU9P』アクセラレータカードです。
Xilinx Virtex® UltraScale+を搭載しており、機械学習、データ分析、データマイニング等のアクセラレーションカードとしてご使用できます。
水冷機能によりコンポーネントの放熱を最大限サポートするように設計されております。
その他沢山のFPGAアクセラレータカードもございますので下記サイトをご覧ください。
FPGAボード特集:https://www.fsi-embedded.jp/board/
最後に、『KUMICO Meetup 2019』セミナーのご案内です!!
「アクセラレーションのプロが語る、システム高速化の秘訣」と題し、
富士ソフト主催のプライベートセミナー(無料)を開催致します。
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日時:2月5日(水)13:30 -17:30
場所:富士ソフト アキバプラザ5F
詳細・参加登録はこちら>>
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セミナーでは、今回ご紹介したBittWare、TULにFPGAアクセラレーションについてご講演頂きます。
加えて、株式会社マクニカ様、アヴネット株式会社様、Mipsology様にも各社のアクセラレーションソリューションをご紹介頂きます。
さらに、NTTアドバンステクノロジ株式会社様も登壇し、自社製品におけるアクセラレーション開発の事例についてお話しいただききす。
FPGAの2大巨塔(Xilinx社、Intel社)のアクセラレータカードが集結する注目のセミナーです!!
FPGAアクセラレーションに興味がある方は、ぜひご来場ください。
個別相談も承っております。下記よりお申し込みください。