Yitran Communication Ltd.（以下、Yitran社）は、同社の代表的な製品であるASIC「IT700」の開発をしました。このASICは、非常に堅牢な物理層（PHY）、高性能なデータリンク層（DLL）、ネットワーク（Y-Net）プロトコルを内蔵した高度に統合されたシステムオンチップ（SoC）の電力線通信（PLC）です。しかし、このコア部分は、Digital Core Design（以下、DCD社）の研究所で考案された独自の実装がなければ、これほどの効果は得られませんでした。これらは、DP80390、MDU32、UART1、DSPI、DI2CM、Timer2CC、独自のFLASHをベースにした複数の複雑なソリューションを包括的に組み合わせたものです。
DCD社のIPコアを採用したYitran社のコメント
「DCD社とは数年前から一緒に仕事をしていますが、これからも協力関係を継続できることをとても嬉しく思っています。DCD社のIPコア製品の品質と優れたサポートには、何度も感心させられました。我々は顧客に可能な限り最高のサービスを提供するためにDCD社を頼っており、彼らは見事なまでに一貫したサービスを提供してくれています。」
Mr Shimon Solodkin
ソフトウェアグループマネージャー
Yitran Communications Ltd.
DCD社IPを採用するメリット
・高品質なIP、究極のDP80390の効率性
・IT700チップの強化
・新しいフラッシュプログラマの検証における効果的な協力
・経験豊富なエンジニアリングチームからの優れたサポート
・ファーストパスシリコンの成功
・コスト重視の設計に対応するスケーラブルなソリューションの実現
DCD社の高品質なソリューションの主な特徴
1. 独自のフラッシュプログラマによる処理
2. 独自のHAD2キットの提供
3. お客様に合わせたDoCD™ デバッグソフトウェアの提供
DCD社IPコアと他の競合製品との違いは何か？ 一言で言うと、すべてです。
例えば、他のIPベンダーが64kBの線形メモリしか提供できないのに対し、DP80390は8MBの線形コードおよびデータスペースを提供しており、その効率性は他のソリューションを大きく上回っています。
DCD社は、究極の高集積ペリフェラルであるI2C、SPI、カウンター、UART、高度な算術コプロセッサを開発しました。難しかったのは、独自のFLASH回路をコンパイルすることでした。DCD社のR&D部門のモットーは「不可能はない！」。その言葉通り、すべての困難は見事に解決されました。しかし、最終的な解決策は、HAD2キットの大幅な改良と、DoCD™によるデバッグソフトの調整と改良なくしては実現できませんでした。DoCD™は、リアルタイムで非侵入型のデバッグ機能など、いくつかの保守可能な機能を提供し、オンチップソフトウェアのバグ除去でプレシリコン検証とポストシリコンを可能にします。また、ハードウェアブレークポイント、トレース、変数の監視、マルチCソースのデバッグも可能です。重要なのは、DoCD™デバッグソフトウェアが、ハードウェアデバッガとしてだけでなく、ソフトウェアシミュレータとしても動作することです。一部のタスクはソフトウェアシミュレーションレベルで検証することができ、このステップの後、コードをシリコンにアップロードすることで、リアルタイムのデバッグを続けることができます。
DCD社は、IPコアとシステムオンチップ（SoC）のリーディングカンパニーです。同社は1999年に設立され、当初からIPコアのアーキテクチャ改善のエキスパートとして知られています。DCD社のIPソリューションの革新性は、INTEL、SIEMENS、TOYOTA、OSRAMなど、世界中の200以上の顧客に販売された300以上のライセンスによって確認されています。
Yitran社は、非常に堅牢で低コストのPLC集積回路を設計、開発、販売するファブレス半導体企業です。エネルギー管理、自動/遠隔検針、ホーム/ビルオートメーション、スイッチングと照明、HVAC制御、街路灯制御などを含むコマンド及び制御アプリケーション向けの最先端の通信技術を提供する大手プロバイダーです。
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