まこちゃんの海外ベンダ交渉日記

私の仕事を紹介します!

みなさま、こんにちは。社会人二年目、日々業務に奮闘中の「まこ」でございます。
このコラムの題名通り、わたしの業務は組み込みの海外商材を当社で取り扱えるようにするべく、各ベンダにコンタクトし、交渉を行った上で契約締結まで進めることです。暗号化やクロック同期のIP、H.264/H.265などの画像圧縮技術のIP、さらにFPGA 開発ボードやEDAツールなど、取り扱う製品は多岐にわたり、パートナー様の拠点も米国、イスラエル、カナダ、デンマークなど様々です。

私のお仕事

初めのステップは、各会社へメールを送ることから始まり、電話会議をセッティングして打ち合わせをもちます。時には先方が来日時に直接お会いして商談することもあります。私は学生時代にアメリカ留学に行っていたこともあり、英語や外国の方と関わることには慣れておりましたが、仕事となると別でした。英語で且つ、音声もあまり良くない電話会議は聞き取るのも伝えるのも必死ですし、ビジネスにおける専門用語は聞いたこともない英単語ばかりで当初は大変でした。

また、富士ソフトが日本国内販売店として海外商材を扱うとなると、販売店契約を結ぶことになります。契約書は社内で内容を検討しながら先方と交渉していくことが必須になるので、英文の機密保持契約書や販売店契約書の翻訳業務も行わなければなりません。私は契約書を読むこと自体初めてだったため、”Force Majeure”や”Arbitration”、”Export Control Regulations”など、難解な内容を読み解くのに当初は苦労していました。

海外ベンダ担当者と初対面

はじめて私が海外ベンダの方にお会いしたのは入社1年目の10月でした。ASIC/FPGA向けのAESという暗号化IPを提供するイギリスの会社で、私が初めてメールを送り、電話会議をした会社でした。日本国内販売に関してとても興味をお持ちいただき、担当者の方はメールでも丁寧に説明してくださり、直接お話をしても物腰の柔らかい方でした。面会は、休暇中に日本旅行に訪れた際に行いました。挨拶程度という短い時間ではありましたが、直接顔を合わせたことで、その後の電話会議やメールはやり易くなったと感じました。その後も数カ国の会社の方々とやりとりし、お会いすることも多々ありました。その中で何社かのベンダの方々は「英語でサポートしてくれて助かる」や「あなたは私たちにとって、とても大事な役割です」などと、感謝の言葉をかけて下さいました。

深い意味があったかどうかにせよ、これらの言葉で私は「これからもっと役に立てるように頑張らなければ」と思いました。小さな苦労は色々ありますが、色んな国の方々と出会えることができ、自分がこれまで培ってきた英語力を活かせられる仕事ができることはとても幸せなことだと感じております。

今回は初投稿ということで、業務のことをまじめに書かせて頂きましたが、次回はベンダさんとの食事や日本観光での小話も挟んでいけたらと思いますっ!