SDカードの深い話

どういうSDカードがどういう用途に向いているか

SDカードの種類

SDカードって種類が沢山あってどのSDカードを購入したら良いか困ったことはないでしょうか?大きさ、容量、スピードの違いから、どういうカードがどういう用途に向いているか説明をします。まずは以前の記事のおさらいをしましょう。

大きさ

大きさで困る方は少ないと思いますが、SDカードの大きさは、「フルサイズSD」、「miniSD」、「microSD」の3つがあります。「フルサイズSD」は主にディジタルカメラ、ディジタルビデオカメラ、フォトフレームなどのそこそこ大きな機器で使われます。「microSD」は主に携帯電話やスマートフォンなどの小型機器に使われます。「miniSD」は最近あまり使われていないようです。

容量

次に容量です。容量は、「SD」、「SDHC」、「SDXC」の3種類があります。ディジタルカメラやディジタルビデオカメラの用途で、「画像を沢山保存したい」とか「映像を長時間録画したい」場合は、容量の大きなカードをお勧めします。ただし、第7回目の記事で説明した通り、せっかく容量の大きなカードを購入してもホスト機器によっては使えない場合があるので注意が必要です。ホスト機器の表示または取扱説明書を見てから購入しましょう。

スピード

次にスピードです。ビデオカメラやディジタルカメラなど読み書きのスピードが求められるホスト機器に使用するSD、SDHC、SDXCカードを購入するときにスピードクラスが重要になります。読み書きの遅いカードを使用すると映像や画像の保存に支障が出ることがあるからです。
たとえば、ディジタル一眼レフカメラで高画質撮影や連写を行う場合、スピードが遅いと連写の間隔が長くなったりします。このため読み書きの速いカードを使うことをお勧めします。ただし、第4回目の記事で説明した通りスピードの速いカードを購入しても、ホスト機器が対応していなければ遅いスピードで動作するので、ホスト機器の表示または取扱説明書を見てから購入しましょう。
下表にスピードクラスとカードの最低保障速度も関係を示します。

使用するホスト機器に適したカードを選びましょう

お財布との相談が必要ですが、用途を踏まえたお勧めのカードです。SDカードメーカーのホームページでも用途別の紹介をしているので、購入時に参考にしてみてはいかがでしょうか。



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