Arm MLプロセッサ、明らかになったその中身 (1/5)
2018年8月に開催された「Hot Chips 30」では、Armの「ML Processor(MLプロセッサ)」の中身が明らかになった。その詳細を解説する。
ARM純正のDNNアクセラレータについての詳細記事。
最新のスマホでは、各社独自のDNNアクセラレーターをSoCに実装しているが、ARM自身が対応する意味は大きい。スマホ以外の組み込み機器への搭載も進むと思われるので、エッジAIの本命の一つと考えられる。
ただ、記事を読み限りでは、やはりこれはCPUありきのアクセラレーターであり、単体で動くわけではなく、計算を制御するCPUや命令群、つまりコンパイラ性能やソフトウェアスタックに性能や使い勝手が大きく依存しそう。スマホ開発では当然そういう技術ノウハウは培っているだろうけど、一般的な組み込み開発では、かなり開発ツールがこなれてこないと、このハードルはかなり高いのではないか。