Google、推論に特化したエッジ向けTPU「Edge TPU」をIoT向けに外販へ
Googleは、7月24日~7月26日(現地時間)の3日間にわたり、同社のクラウドサービスである「Google Cloud」の戦略や技術、開発ツールなどについての説明を行うイベントとなる「Google Cloud Next ’18」(以下Next ’18)を、米国カリフォルニア州サンフランシスコ市にあるモスコーン・センター・サウスで開催している。
ついにエッジ用DLアクセラレーターの本命登場。
・推論専用
・超低消費電力(4TOPS/2W)
・2018年秋に出荷予定
・NXPのSoC、Wi-Fi、セキュアエレメントを統合したSOMとして販売(量産時もSOMで供給)
・ベースボード(キャリアボード)も同時発売
・TensorFlow Liteで開発(ランタイムが適切な演算ハードウェアを選択するらしい)
なお、他のデバイスの計算能力と消費電力はこんな感じ
ASIC(Movidius Myriad2) : 100GFLOPS/W
GPU(NVIDIA Tegra X2) : 600GFLOPS/15W
FPGA(Arria 10 GX 1150KLE) : 1,366GFLOPS/30W
TOPSとFLOPSを比較するのは厳密ではないけど、だいたい同じもの考えると、ワットあたりの消費電力はGPUやFPGAより2桁上ということになります。本当ならすごい。