PFNのChainer対応の推論処理ボード、PFUが発売
PFUは、産業向けエッジコンピューティング事業の幅を広げる。その第1弾として、深層学習の推移処理を実行するPCI Expressボード「<AI400シリーズ>Deep Learningアクセラレータカード」を発売した。
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・産業用PC/コンピューターに挿す拡張ボード
・深層学習済みのニューラルネットワークは米Intel社のFPGA「Arria10 GX1150」に実装する。
・「AIというとGPUが話題に上ることが多いが、リアルタイム処理性能や低消費電力性、ボード寸法などを考慮した結果、FPGAを選んだ」
・標準のChainerはターゲットのハードウエアがMPUやGPUなので、FPGA実装向けのデータを出力する機能(ソフトウエア)はPFUが開発した。
・Deep Learningアクセラレータカードは2018年11月に出荷を開始する予定。FPGA向けデータ出力機能の付いた深層学習フレームワークや、サンプルのニューラルネットワーク(画像認識用)、サンプルのアプリケーションソフトウエア(画像認識)が付属する(いずれもホストの産業用PC/コンピューターのARシリーズ向け)。
展示会で聞いたところによると、アクセラレーターは独自実装したとのこと。ネットワークすべてをFPGAに入れるのではなく、ホストのChainerから関数単位でFPGAのアクセラレーションファンクションを呼び出す方式。