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現代のセキュリティはどうなっているの? ~展示会「SECURITY SHOW 2018」レポート~

3/6(火)~3/9(金)に東京ビッグサイトで開催されていたSECURITY SHOW 2018へ行ってきました!



今回富士ソフト単体のブースは出しておりませんでしたが、
Intel社のパートナーブースにて弊社製品(Stereo Vision IP Suite、IoTフォグコンピューティングゲートウェイ)を使っての「FPGAエッジAIでカメラ映像の高速異常検出」デモンストレーションの展示をさせていただきました。


この展示会には初めて参加しましたが、セキュリティ業界もかなりテクノロジーが発達していると感じました。

まだまだ知見の浅い私ですが、その中でも少し気になったものをレポートしていきます。

まず気になったのは皆さんのとても身近なドアの鍵です。
一般的なものは鍵穴に挿してまわすタイプですが、近年では「電子錠」がとても発達しています。10年以上前に車の鍵がドアノブのボタンで開くようになりましたが、当時は子供ながらにとても便利な機能だと思いました。今ではわたしの実家の鍵もカードをかざして施錠・開錠するタイプになっています。

今回展示会で拝見したのはEPIC社の電子錠です。暗証番号、指紋認証、ICカード、スマートフォンのFelica機能、を利用した施錠・開錠が可能かつ、設定によってはオートロックにすることもできます。


◆電子錠各種(EPIC社出展品)


電子錠は開き戸用、引き戸用、強化ガラス用、ハンドル付きなど種類豊富!家のドアに合わせられ、用途によって選択可能ですね。

私は子供の頃は鍵っ子でしたので、毎日鍵を家に忘れないように気を付けていました。
忘れて学校に行くと親が帰宅するまで家に入れず、少しつらい思いをしたのをよく覚えています。(いま思い返すと、使った後すぐにランドセルに片付けていれば忘れることは無かったんですけどね(;^ω^))

でも、このように電子錠を使うことで、鍵を忘れる心配も軽減されます。例えば、子供の指紋を登録し、予備として暗証番号を設けておけば、万が一指紋が反応しないということがあっても電話でお母さんに確認することもできます。鍵を持ち歩く必要もなく、夜までお母さんの帰宅を待つ必要もありません。
さらに応用すれば、誰が何時に帰ってきたかということもデータにすることもできますね。

EPIC社の「電子錠」は今あるドアに簡単に取り付けることができるそうです。今後利用するおうちが増えそうですね!

さらに、セキュリティ業界大手2社の製品も驚きました。
まずはSECOM社のセキュリティロボットです。


◆セキュリティロボット(SECOM社出展品)


2030年には空港などでこのようなロボットを走らせ、危険物の探知や救助もおこないます。
こちらとは別に、よりコンパクトなロボットも開発されており、道案内やAEDの搭載など工夫が凝らしてありました。正直、私の中ではロボットに話しかけたりするのは、遊びに近い感覚ですが、近い将来は、ロボットにお世話になることも増えていくのかなと感じました。

次にALSOK社のブースを訪れました。
空港などで見る金属探知機ゲートが設置されていましたが、従来のものとの違いは組立式でどこででも手軽に設置できるということです。イベント会場などでも容易に運搬設置が可能なため、効率的に不審物を探知して、高い警備レベルを構築することができます。こちらがリリースされたのは最近とのことですが、これが普及すると、ライブ会場やアイドルの握手会での傷害事件・テロの予防対策になりますね。


   

◆組立式金属探知機(ALSOK社出展品)


もうひとつ気になったのが保育園向けの顔認証システムです。
入り口に顔認証システムを設置し、迎えにくる保護者が顔認証にて入門する仕組みなので、部外者の侵入防止や、迎え時間のデータ管理も正確に行えます。


◆顔認証来館管理システム(ALSOK社出展品)


さらに、部屋の天井に設置する全方位カメラにて各教室をモニタリング可能です。危ない遊びをしている子供がいないか、あるいはお昼寝中にうつ伏せ状態になってしまっている乳幼児がいないかなどを940万画素の高画質映像でチェックできるため、事故やケガを未然に防ぐことができます。


◆午睡時モニタリングシステム(ALSOK社出展品)


今回Security Show 2018に足を運んだことで、私の知らないセキュリティ技術を知ることができるとてもいい機会でした。無限の成長が期待できるITを駆使したセキュリティの発展により、これからの生活がより安全に豊かになることが期待できると感じました。