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AIデモの作成小話、ET展に向けて奮闘中!

富士ソフトはET&IoT Technology 2018に出展するため、今年の目玉のひとつとしてAIデモを展示します。
現在エッジAI向けの7種類のハードウェアを選定して、デモの準備中です!
ご用意させて頂くエッジAI向けハードウェアは、FPGA・GPU・CPU・DSPアーキテクチャ採用型です。
ここ1年で様々なハードウェアでAIの推論処理が実装しやすくなりました!
AIを学習するためのフレームワークから学習後にできるモデルファイルまで、各々のハードウェアで最適に実行できるようにするためのツールが提供されております。それらの選択肢も広がっているため、各ツールを使ったデモを準備しており、一部をこのコラムでご紹介させて頂きます。

1)IoT向けのIA(インテルアーキテクチャ)BOX

インテル®からOpenVINO™がリリースされました。
学習済みのモデルファイルからインテル®のCPU・Intel®GPU、 インテル® Movidius™ Myriad™・インテル®FPGAに対応した形態で変換してくれます。(対応するデバイスやカードに制限があります。)
CPUは第六世代~第八世代(SkyLake、KabyLake、CoffeeLake)に対応し、メモリは8GB~で、HDD/SSDは64GB~で動作します。
以前は、オープンソースからAIの推論を実行していたため、インテル®CPUの性能が発揮できていなかったため、最適なAI推論処理のが実行を可能にする変換ツールをインテル®から提供されました。1年前よりかなりパフォーマンスが上がっていてビックリ!!
展示するハードウェアは、産業用Corei7を搭載したファンレスのBOXです。

2)スマートフォンでいつもお世話になっているSnapdragon採用の評価ボード

IoT向けのSnapdragonとして、LTEの機能を抜いたSnapdragonを採用した評価ボードでAI推論処理を動態展示します。
Qualcomm社からNeural Processing SDK for AIがリリースされています。
学習済みのモデルファイルからデバイスへの最適化が行われるSDKとなっています。
Snapdragonには、CPU・GPU・DSPが搭載されており、ニューラルネットワークの層毎に最適化される様です。
展示するハードウェアは、Android上で動作するデモ形態で、もちろんSnapdragonなのでファンレスですね!

3)NVIDIA JetsonTX2搭載のAI BOX

言わずと知れているNVIDIA JetsonTX2ですが、それにWi-fi・LTE搭載の屋内型のファンレスBOXを展示します。技適も既に取得出来ており、JetsonTX2でファンレスBOX化されている事が特長と私共はとらえているため、直ぐに屋内へ設置が可能です!
JetsonTX2なので、色々とできることは皆様もお分かりかと思いますので、これに富士ソフトのソリューションと組み合わせて動態展示を行うことを目指しています。
上手く学習が収束して、汎化性能がそれなりにでれば動態展示を行う予定ですので、乞うご期待ください。

何を学習しているかは、今のところ秘密という事で。。。

4)NVIDIA Xavier(エグゼビア)評価ボード

JetsonTX2の2倍~3倍の性能が実現可能な今年6月に発表された新しい評価ボードを展示します。
画像サイズやニューラルの表現力が大きい方が性能に差が出やすい様なので、なるべく大きな画像でデモを構築できるように目指しています!

5)省電力FPGA評価ボード

インテル®Cyclone® V SoC FPGAに様々な低ビット化するための技術を複合的に採用して、YOLO(物体検出)を行うデモを動態展示します。
パートナー様で構築されたデモで、低消費電力のCyclone® V SoC FPGAにYOLOを実装出来ていて感心しています。
もちろん、ファンレス!

6)ミドルクラスFPGA評価BOX フォグコンピューティングゲートウェイ

インテル® ARRIA® 10 SOC FPGAが実装された、弊社のフォグコンピューティングゲートウェイで、AI推論処理を2値化により低ビット化を行ったデモを行います。
ソフトウェアで物体検出処理を行い、AIの推論処理によりClassification(分類)を行います。

7)ミドルクラスFPGA評価ボード

インテル®Arria® 10 SoC が実装された、インテル®のArria® 10 SoC 評価ボードでAI推論処理を低ビット化の技術として3値+混合精度により低ビット化を行ったデモを予定しています。
YOLO(物体検出)処理をArria® 10 SoC 側に全て実装して、高フレームレートのデモの構築を目指しています。
YOLOの動態展示ができるか・・・!?

上記のデモ作成を全て展示会に間に合うかどうか・・・・

ハードウェアやソフトウェアの提供含め、パートナー様にご協力頂きながら進めておりまして、日々デモ構築に励んでいます。

ET&IoT Technology 2018にご来場された際には、是非富士ソフトブースへお越しください。
お待ち申し上げております。

【展示会概要】
ET & IoT Technology 2018

開催日:2018年11月14日(水)~16日(金)
場所:パシフィコ横浜
富士ソフトブース(展示ホールA A-07)

個別相談も承っております。下記よりお申し込みください。

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