XilinxとIntel(Altera)対応FPGA評価ボード特集 Xilinx 対応 FPGAボード Intel(Altera)対応 FPGAボード FPGAボード FPGAとは「Field Programmable Gate Array」の略です。日本語で意訳するならば「ユーザー(エンジニア)がデバイス(半導体/IC)の入手後、開発現場で書き換えることができる論理回路の多数配列(ゲートアレイIC)」です。「インテル(Intel) ※旧アルテラ(ALTERA)」社と「ザイリンクス(XILINX)」社が有名です。Intelでは、Stratix、Arria、MAX10がよく知られており、XILINXはVirtex、Airtix、Kintex、Spartan、Zynqがよく知られています。ここでは、入門者・中級者向けから特定用途向けまでのおすすめのFPGA評価ボード・開発ボードをご紹介します。 価格が安価なものから高価なものまで幅広いラインナップが各メーカーから販売されています。 FPGA評価ボードとは 論理回路やデジタル信号処理(DSP)などの設計、開発、テストに使用される特殊なハードウェアツールです。FPGAは、プログラム可能なゲートアレイを持つ集積回路であり、特定の用途や機能に合わせて設計者がプログラミングできる高い柔軟性を有しています。 ○ 目的と機能:FPGA評価ボードとは、新しいデジタル回路設計の試作、テスト、デバッグに使用されます。これにより、設計者はFPGAチップ上でのアプリケーションやアルゴリズムの実装前に、その動作を実際のハードウェア上で確認することができます。 ○ コンポーネント:評価ボードには通常、FPGAチップ、プログラミングおよびデバッグのためのインターフェース(例:JTAGコネクタ)、入出力ポート、外部メモリ、その他の必要なコンポーネントが含まれます。 ○ 開発支援:多くのFPGA評価ボードには、ハードウェア記述言語(HDL)であるVerilogやVHDLを使用したプログラミング、シミュレーション、デバッグツールが付属しており、開発プロセスの効率化を支援します。 ○ 使用分野(活用事例):FPGAは、その再構成可能な性質から、通信、産業オートメーション、車載システム、画像処理、軍事および航空宇宙アプリケーションなど、多岐にわたる野で利用されています。 ○ メリット:FPGA評価ボードを使用することで、コストと時間をかけずに新しいデザインを迅速に試作・評価することが可能です。また、実際のデバイスの製造に先立って設計の検証と最適化を行うことができます。 FPGA評価ボードは、FPGA技術を活用した製品開発のための重要なツールであり、設計とプロトタイピングのプロセスを大幅に簡素化し、加速します。FPGAはASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、PLD(Programmable Logic Device)などと比較して、ロジック、メモリ、消費電力のバランスが取れているため、データセンターやSoC(System on Chip)のような複雑なアーキテクチャにおいても利用されています。また、HLS(High-Level Synthesis)や論理合成といった高度な回路設計テクニックもサポートされています。 FPGA評価ボード と FPGAボードは違うのか? FPGAボード ◯ 使用目的:FPGAボードは、特定のアプリケーションや製品の開発に使用され、最終的な製品に組み込まれることが目的です。これには商業用途、工業用途、高度な研究開発が含まれます。 ◯ 機能と拡張性:カスタマイズが可能であり、プロジェクトの特定のニーズに合わせて様々なI/Oオプション、メモリ容量、処理能力を設計することができます。必要に応じて追加のハードウェアモジュールやインターフェースを拡張することが可能です。 ◯ 使用者:製品開発者、工業用アプリケーションのエンジニア、特定の技術要件を持つプロジェクトに携わるプロフェッショナルなど、特定の製品やソリューションの開発を行う人々です。 ◯ 使用時期:製品開発プロセスの中盤から後半、特にプロトタイピングが完了し、実際のアプリケーション環境でのテストや最終製品への組み込みが行われる段階で使用されます。 FPGA評価ボード ◯ 使用目的:FPGA評価ボードは、新しいFPGAチップの機能や性能を評価するため、またはFPGA技術の学習と教育に使用されます。デザインの初期概念を試すためにも利用されます。 ◯ 機能と拡張性:評価ボードは、広範なI/Oオプション、標準的なインターフェースを提供し、多様な技術評価を可能にしますが、特定のFPGAチップに最適化されているため、カスタマイズや拡張の自由度は限定的です。 ◯ 使用者:FPGAの初心者(入門者)、学生、教育関係者、新しいFPGA技術の可能性を探る研究者や開発者など、FPGA技術の基礎を学ぶか、新しいチップの機能を評価したい人々です。 ◯ 使用時期:開発の非常に初期段階、特に新しい技術の概念検証や学習目的で使用されます。また、プロトタイプの初期バージョンを作成し、基本的な機能テストを行う際にも利用されます。 FPGAとは FPGA(Field Programmable Gate Array)とは、開発現場で動作指示を書き換えることができるロジック(論理)回路の集合体(ゲートアレイIC)。設計者がフィールド(現場)で論理回路の構成をVHDLやVerilogといったプログラム言語により制御することが可能で、内部の回路設計や信号処理を自在にカスタマイズできます。ASICやCPLDなどと同じように、製造後でもプログラムによって論理合成を行うことで、処理内容を変更することが可能です。 近年では、ADコンバータやマイコンを内蔵したFPGAがあり、アクセラレータの役割を果たすこともあります。外観や製造プロセスはLSI(集積回路)やASICと同じですが、処理内容を設計者が変更できる柔軟性が特徴です。FPGAは、マイコン、DSP、GPU、ASIC、ASSPなどのICと同様に組み込み機器で使用される一方、これらと比較し独自の動作や高度な演算能力を持つ点から、その用途は広がっています。 FPGAボード価格を決める要因 FPGAボードの価格はその性能、メモリ・リソース、市場や用途、生産量などによって決まります。 ○ 性能 : FPGAボードのゲート数や論理ブロックの数が多いほど設計が複雑になり、価格が上昇します。また高速処理や高度な処理能力を備えたボードは一般的に価格が高いです。 ○ メモリ・リソース : FPGAボードの内蔵メモリの量、入出力ピンの数、DSPブロックなどのリソースも価格に影響します。リソースが豊富なFPGAボードは、多様な用途に適応できるためより高価です。 ○ 市場や用途 : FPGAボードは産業、通信、データセンターなど、さまざまな市場で使用されており用途によって価格が異なります。高い耐久性や特定認証が必要なFPGAボードは高価です。 ○ 量産モデル : 量産されるFPGAボードは安い価格(低価格)になることがあります。大量に生産されるモデルは、規模の経済により価格が下がるからです。 ご希望のFPGAボードがすぐに見つかるFPGAボードセレクションガイド FPGA評価ボードに搭載しているFPGAや周辺I/Fが一目で分かるため、ご希望のFPGAボードが販売リストからすぐに見つかります。販売価格はお問い合わせください。 取り扱いFPGAボードメーカー Hitech GlobalやBittwareなど多くのFPGA評価ボードメーカーの製品を販売しております。使い方やできること、販売の価格などは各FPGAボード(board)によって異なります。 価格の高いハイエンドから価格の安い(安価な)ローエンドまで、幅広く製品を揃えております。 Hitech Global Bittware iWave Sparkle Computer IOxOS Portwell AVNET 取り扱いFPGA Intel(インテル)ではStratixやArriaやMAX10、AgilexなどのFPGAに対応。インテル® MAX® 10 FPGA は、低消費電力かつコスト重視のアプリケーション向け、 インテル® Agilex™ FPGA & SoC FPGA ファミリーは、パフォーマンスの向上と消費電力の低減を実現します。 Xilinx(ザイリンクス)はUltrascaleやZynq、Versalなどに対応したボードを多数販売しています。 Zynq™ 7000 SoC ファミリは、Arm® ベース プロセッサのソフトウェア を、単位ワットあたり優れた価格性能比を実現します。またさまざまなアプリケーション要件に対応できるSoC プラットフォームを提供します。 それぞれの製品価格はお問い合わせください。 Xilinx Virtex® UltraScale+ Virtex® UltraScale Versal™ Kintex®UltraScale+ Kintex®UltraScale Kintex®7 Virtex®7 Zynq® Ultrascale+ Zynq®-7000 SoC Intel (Altera) Stratix®10 Arria®10 Stratix®V Agilex™ 用途別FPGAボード検索 用途別にFPGAボードの絞り込み検索ができます。 AI 5G HPC アクセラレーション ストレージ データセンター 画像処理 通信・ネットワーク 検証・評価 工場自動化