COLUMN
低コスト・高柔軟性CPU開発を実現する「RISC-V」
RISC-Vとは何か?
みなさんご存知でしょうか。
RISC-Vとは
RISC-V(読み方:リスク-ファイブ)とは簡単に言うとコンピュータの命令セットアーキテクチャ(Instruction Set Architecture: ISA)です。従来のISAといえば、PCやサーバ向けのIntel®、AMD製プロセッサ搭載のx86、またモバイルデバイス向けプロセッサとして高シェア率を獲得しているArmの二大巨頭が市場を占めていました。
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そんな中、RISC-VというあらたなISAが急速に注目を集めている理由は何でしょうか?
RISC-Vはもともとカリフォルニア大学バークレイ校の研究室で開発されたものです。RISC-V以前にもRISC Ⅰ、RISC Ⅱが開発されていますが、正式にRISC-Vの論文発表を経て、商用化に向け「RISC-V Foundation」団体を創設。ISAを全てオープンソースとして公開しました。
RISC-Vは高柔軟性・低コスト開発に貢献
先で述べたように、ISAは二大巨頭が市場を占めていたため、ベンダによって使用するデバイスなども限られ、さらにはディスコンとなった場合にはユーザーが開発で影響を受けるということもありました。その点、RISC-Vはオープンソースのメリットとしてディスコンとは無縁です。ユーザーはRISC-VのIPやRISC-V向けの開発環境を使用して、ユーザー独自のRISC-VベースのCPUコアを生成し、自社製品に組み込むことができます。もちろんオープンソースISAのため、低コストでの開発が可能です。
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