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PYNQ™-Z2で始める、新入社員向け組み込み開発研修!

KUMICOをご覧の皆さまこんにちは!

もうすぐ4月、皆様の会社にも新人さんが入社される時期になりました。

新人さんの入社後、まずは新人研修から始める企業がほとんどですが、先輩方の皆様は新人さんにどのような研修内容を検討されていますか?

まず初めに、私が新人の頃のお話をしようと思います。
私は新人時代(約17年前)、FPGAエンジニアとして入社致しました。
その時の研修内容はVHDL、Verilog-HDL言語のコーディング、シミュレーションで波形を確認してのデバッグなど、FPGA開発にまつわる工程を経験しました。
その頃の風潮は、FPGA開発をするハードウェアエンジニア、ドライバやアプリケーション開発をするソフトウェアエンジニアに二分化されており、ハードウェアエンジニアはVHDL、Verilog-HDL言語は分かるけど、C言語がいまいち。。。ソフトウェアエンジニアはVHDL、Verilog-HDL言語は分からない。。。というように他方の分野(言語)はほとんど分からない状況だったと感じています。

時代は変わり、現在のFPGA業界ではSoC FPGAといったARMベースのプロセッサーを内蔵したFPGAがリリースされ、またFPGA開発ツールの進歩により高位合成を用いてC言語やC++言語でFPGAの回路設計をすることが出来るようになり、VHDL、Verilog-HDL言語の知識が無いソフトウェアエンジニアもFPGAを使える時代になってきました。
さらに近年流行のAI、Deep Learningといった分野では、Python言語を用いてFPGAを制御し、AIを実現する手法も流行っており、「Python」、「FPGA」といったキーワードは、今後重要なキーワードになっていくことでしょう。

さて本題に戻り、先輩方の皆様は新人さんにどのような研修内容を検討されておりますか?
今後重要なキーワードとなる、「Python」、「FPGA」の開発を研修に加えるのはいかがでしょうか。
富士ソフトは、「Python」、「FPGA」をお手軽に学べる開発キットPYNQ™-Z2を販売しております。

PYNQ-Z2PYNQ™は、ハードウェア開発で使用されるザイリンクス社FPGAのZynq®を搭載しています。ただし、通常のFPGAボードとは異なり、PYNQ™は、HDL(Hardware Description Language)の記述や、プログラマブルロジック回路を設計せずとも、組み込みシステムの開発ができるオープンソースプロジェクトです。
そのため、ユーザーはハードウェア設計の専門性を意識することなく、ソフトウェア開発と似たプログラミング環境でFPGAを使うことができます。
PYNQ™は汎用性のあるスクリプト言語「Python」を使用して設計することができます。Python関数によってハードウェアライブラリの呼び出しおよび操作が可能になるため、ユーザーを選ばず、幅広い分野のエンジニア、プログラマー、システム設計者が利用できるため、プログラミング教育の場での活用が可能です。

もちろん新人さん以外の先輩方がご自宅でホビーユースとして使用するにはもってこいです。
PYNQコミュニティもありますよ!

個別相談も承っております。下記よりお申し込みください。

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