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DCD社が車載用のセキュアかつ包括的なCAN-ALL ソリューションを発表

CAN-ALLは、広範囲で検証され、様々なイベントや多くの製品設計で実証されています。DCD社の20年以上にわたる市場経験と、フォルクスワーゲンやトヨタなど数多くの自動車メーカーとの成功事例に基づいて、自動車向けの新しいCAN & LINエコシステムを導入しました。

CAN-ALLの特徴

CAN-ALL IPコアは、CAN 2.0、CAN FD仕様、そしてCAN XLに準拠したシリアル通信を行うCANバスコントローラを実装しています。また、ボッシュのオリジナル・プロトコルやISO 11898などのISO仕様もサポートしています。

CANは、通信の信頼性を高める、独自のエラー検出機能とネットワーク全体のデータの整合性を保証する機能(fault confinement)が好評となり普及しました。CANは、セキュリティ性と安全性の側面において、基本的な役割を担っているため、信頼性の高い実装が重要となります。

CAN-ALL IPコアは、割り込み、データ、ボーレートがプログラム可能で、アクセプタンスフィルタの数を設定でき、汎用プロセッサインターフェースまたはオプションでAMBA APB、AHB-Liteインターフェースを備えており、利用や統合が容易です。また、柔軟なバッファリング方式を実装しているため、コアサイズを微調整することができ、特定のアプリケーションの要件を満たすことができます。

さらにCAN-ALL IPコアは、ベーシック版と安全性が強化されたセーフティ・エンハンスド版の2つのバージョンで提供されており、プロジェクトのニーズに合わせたIPコアの提供が可能です。どのIPコアを選択するかは、エンジニア側で決められます。

安全性が強化されたソリューションは、ISO26262-10 Safety Element out of Contextとして開発されました。オプションで、safety documentationの提供も可能です。DCD社は、IPを顧客のシステムに統合し、システムレベルの安全解析を実施するために、step-by-stepのインストラクションを含む完全なFMEDA解析を提供します。安全に関するすべての成果物は、第三者による独立監査でチェックされています。

安全解析の結果、CAN-ALL IPコアは安全指標が満たされ、自動車安全度水準ASIL-B(単一点故障指標SPFM>90%、潜在故障指標LFM>60%)に達していることが示されました。CAN-ALL IPコアは、ASIL-Bレベルの自動車安全システムで容易に使用できますが、オプションでより高いASILレベルのIPを提供することも可能です。

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