COLUMN
映像の同時配信も可能!マルチストリーム技術とは
昨今4K/8K、VR、ARといって映像業界での革新が進んでいますが、それら莫大な映像データを保存・編集・転送・配信するにあたって、様々な技術が必要となります。
今回、映像の同時配信や映像データの変換に必要な「マルチストリーム技術」をご紹介していきます。
マルチストリーム技術とは?
マルチストリーム技術とは複数の入力映像を一つのエンコードデータ(ストリーム)化することや、1つの入力映像から複数の異なるパラメータの映像に加工して一つのエンコードデータ化することをいいます。そして、マルチストリーム化されたエンコードデータを複数の映像出力をすることもマルチストリーム技術といいます。下記で用途ごとにご説明していきます。
① 複数の映像を一つの映像として圧縮
スポーツ観戦用の映像、アーティストのライブ映像やモニタリング映像など、同じタイミングで様々な角度から複数のカメラを使って撮影するケースが多々あります。
そういった場合に同時間に録画された複数の映像を1つの圧縮データとして記録することが可能です。
② 1つの映像を複数の映像にパラメータなどを変更して圧縮
今日では映像を見る端末がテレビだけでなく、PCやタブレット。スマートフォンなど多岐に渡ります。しかしそれぞれの端末に最適な形式の映像データに変換するとなると手間となってしまいます。①でご説明した例とは反対に1つの映像データを複数のデータ形式に変換して圧縮することも可能にします。
③ 1つの映像データとして圧縮されたデータを複数映像として出力
前述した①のデータのように複数の映像を1の映像データとして圧縮されたデータを同時に複数端末での映像出力を可能にします。
映像データを用途に合わせて操作するには圧縮が必要になり、さらに映像をリアルタイム配信する場合には高速転送が求められます。
これらのようにマルチストリーム技術を利用するのに最適なエンコーダー・デコーダーIPを下記マルチストリーム特集にてご紹介しております!
最適なコーデックIPやボードの情報も合わせてお届けしておりますのでぜひご覧ください!
個別相談も承っております。下記よりお申し込みください。