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日本の地震、天気予知システムには欠かせないSOM(CPUモジュール)ボード

日本は地震大国ですが、台湾もまた地震が多い国です。台風も頻繁にきます。
台風は台湾に比べると東京はほとんどこないと思っていましたが、2019年の台風19号で意識が変わりました。

台湾の家屋はほとんど鉄筋コンクリートでできています。私が子供の頃は家を鉄筋コンクリート以外で建てることは想像できませんでした。大人になって、日本に来てから家を建てるのはほとんど木材であることを知り、驚きました。逆に世界中で見ると住宅を鉄筋コンクリートで作るのが少ないそうです。台湾で鉄筋コンクリートの家が多い理由は台風が原因のようです。
以前SOM(CPUモジュール)製品の紹介で日本の地震予知システムを紹介させていただいたことあります。
実は地震だけではなく、天気に関する情報を収集、保存、分析、編成などの運用をSOM(CPUモジュール)でおこなうケースがあります。具体的に例を挙げると
DAVE Embedded Systems(以下Dave社)Lizardボードがこの天気に関するサテライトに使われています。

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約8年前にスタートした天気衛星プロジェクトでは、多くの異なるシナリオを説明するために使用されるビッグデータ分析が使われました。この概念はまだ広く使用されていませんでしたが、DAVE社は、真に革新的なプロジェクトの潜在的なサプライヤーとして選ばれました。プロジェクトと顧客の詳細は保護されていますが、このプロジェクトの背景にあるコンセプトは、潜在的な最終顧客に貴重な出力を保存、分析、提供するために、気象条件に関するグローバルデータ収集システムを設計することでした。

システムの流れは気象データが収集され、適切に保存されます。データが分析されます。データは最終顧客の要件に従って編成されます。背後にあるビジネスモデルは、基本的にIoTサービスを販売することです。料金を支払うと、探しているデータを提供します。
このビジネスモデルは、地域の気象条件に関する情報を収集できる世界規模のセンサーネットワークをセットアップし、データストレージと精緻化システムをセットアップし、最後これらのデータから価値を分析して作成するモデルです。
DAVE社は、情報を収集する所に関与しました。目標は、天気に関する情報を取得し、これらの情報をデータストレージに展開できるシステムを設計することでした。このタスクは、近くの宇宙で生き残り、継続的に気象条件を収集し、それらを分析し、画像と測定/分析データを地球に送信できる小型で柔軟な宇宙衛星を設計することにより、お客様によって構想されました。このシナリオでDAVE社 は衛星のインテリジェントな核を提供しました。この核は堅牢で、宇宙のある期間を乗り切る必要があります。この限られた期間のために、宇宙適合性は要求されませんでしたが、市場で長期間利用できる信頼性の高い産業適合性が要求されました。このため、Texas Instruments AM35ベースのSystem On Module Lizardが選択されました。

プロジェクトの承認には、最終的に肯定的な結果が出るまでに数年かかりました。実際、世界中に多くのサテライトがあり、顧客のビジネスモデルはその能力とDAVE社の技術と能力のおかげで非常にうまく機能しています。

話は変わりますが、日本で海外メーカーの商品を紹介する際、いつも聞かれるのは日本の実績です。ですが、海外メーカーは海外での実績は豊富にありますが、日本での実績はほとんどありません。私たちは日本での実績だけでなく、これまでの海外実績も踏まえ紹介することで、お客様にとって最適な製品をご提案していきたいと考えています。

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