AUTOSAR 開発体験キット

富士ソフト社製

AUTOSAR 開発体験キットの開発環境

AUTOSARプラットフォーム/ツール

TOPPERS/AP

AUTOSARプラットフォームには、たくさんのモジュールが含まれており、最初からすべてのモジュールを使用して学習することは困難です。 そこで、本キットは基本編とCOMスタック編に分けております。基本編はAUTOSARがどのようなものか、全体像を掴むことを目的として、最小限必要となるモジュールであるRTEとOSのみを使用し、1つのECU上で動作するアプリケーションを題材といたしました。 COMスタック編はAUTOSARのECU間通信を行うためAUTOSARの通信スタック(COMスタック)に対応し、2つのECU上で動作するアプリケーションを題材にしたパッケージを追加いたしました。 プラットフォームソフトウェアは、TOPPERSプロジェクトから無償で公開されているRTE(TOPPERS/A-RTEGEN)、OS(TOPPERS/ATK2)、COMスタック(TOPPERS/A-COMSTACK)を使用します。 いずれも以下のサイトから誰でも無償で入手することが可能です。(AUTOSARバージョンはRelease4.0.3です)

AUTOSAR OSは、機能セット毎にスケーラビリティクラス(SC)が規定され、マルチコアにも対応していますが、本キットでは最もシンプルな基本セットであるSC1(TOPPERS/ATK2-SC1)を使用します。 本キットには、使用するNCES TRAINING BOARDのマイコン(RX63N)へポーティング済みのTOPPERS/ATK2-SC1を同梱します。

AUTOSARのCOMスタックはCAN、LIN、FlexRay等の通信プロトコルが使用できると規定されていますが、本キットで扱う通信プロトコルは車載通信の中で普及が進んでいるCANを使用します。 本キットには、OSと同様にNCES TRAINING BOARDのマイコン(RX63N)へポーティング済みのTOPPERS/A-COMSTACKを同梱します。

また、AUTOSARでは、各モジュールをアプリケーションに応じて設定するコンフィギュレーションパラメータが大量に規定されています。 これらの説明を本キットの教材に記載すると、膨大なページ数になってしまいますので、各モジュールのAPIやコンフィギュレーションパラメータの説明に関しては、TOPPERSプロジェクトが運営するAUTOSAR-Wikiを参照するようにしています。

TOPPERS

※TOPPERS/AP(Automotive Platform)は、TOPPERSプロジェクトから公開されているAUTOSAR関連ソフトウェアの総称です
※当社はTOPPERS/APの開発に携わっています
※当社はTOPPERSプロジェクトの理事を務めています

Artop / ARText

Artopは、AUTOSARパートナーによるソフトウェア開発団体であり、AUTOSAR関連ツールを開発する際に、必要となるベース部分の実装(Eclipseベース)を提供しています。
AUTOSARパートナーであれば、無償でArtopの成果物を入手して、商用利用することが可能です。

※Artopに関するより詳細な情報は、ArtopのWebサイトをご参照ください
※当社はAUTOSARのアソシエイトパートナーです

Artopでは、ベース部分だけではなく、いくつかのサブプロジェクトによって、実際にシステム設計やECUコンフィギュレーションができるツールも公開されています。 その中に、テキストによるシステム設計やECUコンフィギュレーションを可能としたARTextがあります。 本キットでは、ARTextを用いて開発演習を行います。

ARText

ARTextでは、Xtext形式で、システム設計情報やECUコンフィギュレーション情報を記載します。 一般的なGUIツールと異なり、テキストでデータを管理できるので、コメントで設計意図を残せたり、修正時の差分確認が容易というメリットがあります。 また、AUTOSARパートナーであればARTextのソースコードも入手できますので、本キットには、TOPPERS/AP向けにカスタマイズし、操作性や可読性を向上したARTextを同梱しています。
ARTextは、AUTOSARバージョンRelease2.1.0からRelease4.2.1までのバージョンに対応しており、任意のバージョンを選択することができますので、TOPPERS/APと組み合わせて使用することが可能です。

ビルド/実行/デバッグ環境

評価ボード

本キットで使用するNCES TRAINING BOARDは、教育用シールドとGR-SAKURAで構成されています。
ルネサスエレクトロニクス社製RXシリアルデバッガを用いることで、別途デバッガ等のハードウェアを必要とせず、USBケーブルでPCと接続するだけで、ロード、実行、デバッグ等が可能となります。

評価ボード

※RXシリアルデバッガは、ルネサスエレクトロニクス社Webサイトからダウンロード可能です
※ダウンロードにはユーザ登録が必要です

統合開発環境

統合開発環境は、ルネサスエレクトロニクス社製CS+の無償評価版を使用します。
無償評価版ではリンクサイズ制限がありますが、本キットで使用するアプリケーションソフトウェアは制限内でのリンクが可能です。
コンパイラは、CS+に含まれているルネサスエレクトロニクス社製CC-RXコンパイラを使用します。

統合開発環境

※CS+は、ルネサスエレクトロニクス社Webサイトからダウンロード可能です
※ダウンロードにはユーザ登録が必要です

動作環境

本キットにより演習を行う上で必要な各種ソフトウェアを使用するには、USBポートを搭載したWindows®が動作するPCが必要です。 以下のWindows®のバージョンで動作確認しています。

  • Windows 7® Professional Service Pack1 (64bit / 32bit)
  • Windows 8.1® Pro (64bit)
  • Windows 10® Pro (64bit)

富士ソフトのAUTOSAR 開発体験キット
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