FPGA/基板設計受託開発ソリューション

設計から製造までトータルソリューションで対応します

富士ソフトのFPGA/基板設計開発受託とはFUJISOFT FPGA development

FPGAを主体としたハードウェア設計に対する豊富な知見で、小規模~大規模FPGA開発まで幅広く対応が可能です。
RTL設計などの論理設計だけでなくソフトウェア開発・基板(ボード)開発も含めたカスタム(実装)まで、ワンストップソリューションとしてご提案いたします。各チップベンダーとアライアンスを組んでおり、大手FPGAベンダーだけでなく、昨今の半導体供給不足で注目されている新しいFPGAベンダーの対応も可能です。

FPGA開発のプロフェッショナルとして認められた富士ソフトFUJISOFT As FPGA Expert

富士ソフトはIntel社IPA (Intel® Partner Alliance) の「Titanium Partner」、AMD社パートナープログラムの「SELECT CERTIFIEDメンバ」として認定されています。

IPA Titanium Partner(Intel)

Adaptive Computing Partner (AMD)

あらゆる産業機器(装置)開発に加え、世界的な半導体供給不足問題を回避するFPGAのマイグレーション対応、NW課題やCPU課題の解決に導くSmartNICなどHWアクセラレータカードの開発実績もございます。

FPGA / 基板の開発領域Domain

対応範囲

基本設計から検証まで一括して対応できる技術力を有しており、皆さまのご要望にお応えいたします。
※図の赤枠がハードウェアの開発領域となります。

一般的な開発プロセスに対してのFPGA/基板開発対応領域

Domain
Domain

組み込み受託開発ハードウェア対応領域

EMSを含めたトータルサポートを行います。
要件定義・システム設計から製造・検査まで一連のものづくり行程が可能です。

研究開発システム設計ハードウェア開発総合検証システム検証量産

LSI、FPGA設計・評価

  • VHDL
  • Verilog-HDL
  • System-C
  • System-Verilog
  • C

基板設計・製造

  • 回路設計
  • PCB製造
  • 部品調達、アッセンブリ
  • 評価
  • 基板シミュレーション

OEM生産

  • 少量生産から量産まで対応
  • 回路設計から筐体まで一貫開発
  • パートナー会社・グループ会社との連携による製造

FPGA/基板開発 対応実績Capability

FPGA/基板の全ての開発工程において対応実績がございます。

FPGA開発

基本設計

詳細設計

コーディング

機能検証

タイミング検証

動作検証

総合検証

システム検証

基板開発

部品選定、調達

回路設計

A/W設計

基板製造

部品製造

動作検証

総合検証

システム検証

デバイス別対応実績

Intel
SoC、Stratix® 、Arria® 、Cyclone® 、MAX®
AMD
MPSoC、Virtex™、Kintex™、Artix™、Spartan™
ルネサス
SH系,M系, RX, RE
Microship
ProASIC3
STmicro
STM32、STM8

機能別対応実績

通信関連

  • CAN Controller
  • PCIe-DMA-Controller
  • PCI Express(Gen1/Gen2/Gen3)
  • USB 2.0/3.0(Host/Client)
  • 10/100Mb Ethernet
  • Gigabit Ethernet (1000Base-SX)
  • DMAC
  • LIN Controller
  • Modbus TCP
  • M.2 SSD
  • MiniPCI
  • Qseven
  • COM Express(Type10)

メモリー制御

  • SDR/DDR/DDR2/DDR3/DDR4 Memory Cont
  • EEPROM Controller
  • SATA-2/-3 Controller
  • SAS-1/-2N Controller
  • SD/SDHC/SDXC (HighSpeed/UHS-I)
  • USB 2.0 Device Controller
  • QDR、DIMM

信号処理制御

  • AGC
  • CORDIC
  • CRC

制御関連 / バス制御

  • Serial RapidIO, Rocket IO
  • PWM制御
  • Avalon
  • AXI、AHB、APB

画像処理

  • LVDS Video SerDes
  • V-by-One
  • SDI 3G
  • HDMI2.0
  • DVI-D
  • VGA
  • DisplayPort
  • CameraLink
  • CoaXPress
  • JPEGデコーダ
  • FIR/IIR FILTER
  • FFT/IFFT
  • γ補正/ブライトネス補正/コントラスト補正/シャープネス補正
    画像処理(画像切出、RGB-YCbCr変換、スケーラ) 2値化/-階調補
    正/ エンハンスト/-フォーマット変換

掲載している実績は組込み領域で、ソフトウェア・ハードウェア・製造の経験の50年以上、積み重ねてきた富士ソフトの実績(事例)のほんの一部です。当社は自動車制御、医療機器、産業機器、家電(ネットワーク化、IoT化)、放送機器の業界で組込み受託開発を行ってきました。組込みソフトウェア受託開発では、CPU/DSP/プロセッサ、開発言語、組み込みOS、ミドルウェアのカテゴリでお客様のご要望にお応えします。このページに掲載していないことでも、当社までお気軽にお問合せください。

FPGAの関連ソリューション

FPGA/基板の関連製品

AMD Alveo BittWare HiTech Global TUL

FPGAの設計

FPGA(Field Programmable Gate Array)は、柔軟性と高性能を兼ね備えたデジタル回路設計のための半導体デバイスです。FPGAは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やASSP(Application Specific Standard Product)と比較して短期間でコスト効率よく開発を行えるため、幅広い用途で利用されています。

FPGAの構成要素

1. ロジックブロック

FPGAの基本的な構成要素であり、プログラム可能なロジックゲートを含みます。これにより、設計者は必要な論理回路を柔軟に実装できます。

2. メモリ

FPGAには、データの一時保存やキャッシュとして使用されるメモリブロックが組み込まれています。これにより、高速なデータアクセスが可能になります。

3. I/Oブロック

外部デバイスとのインターフェースを担当するブロックです。これにより、FPGAはさまざまな外部デバイスや信号とのやり取りが可能になります。

FPGA設計のプロセス

1. ハードウェア記述言語(HDL)の選択

FPGA設計では、HDLを用いて回路の動作を記述します。代表的なHDLには、VHDLとVerilogがあります。VHDLは、大規模で複雑なシステムの設計に適しており、航空宇宙、通信、軍事などの分野で広く利用されており、Verilogは、デジタル回路のプロトタイピングやASIC設計に広く使用されており、特にシリコンバレーなどのハイテク企業で人気があります。

2.回路の記述

設計する回路の動作を詳細に記述します。

3.シミュレーションと検証

記述したHDLのコードをシミュレーションツールで実行し、動作を検証します。シミュレーションにより、設計段階での誤りを早期に発見し、修正することが可能になります。

4. 論理合成

検証が完了したHDLコードを、論理合成ツールを使用してFPGAに適した形式に変換します。論理合成により、抽象的な記述が具体的なゲートレベルの回路に変換されます。

5.配置と配線

合成された回路をFPGA内に配置し、必要な配線を行います。このステップでは、FPGAの物理的な制約を考慮しながら、最適な配置と配線が行われます。

6.実装と動作確認

配置と配線が完了した回路をFPGAに書き込み、実際のハードウェアで動作を確認します。この段階で、実装された回路が期待通りに動作するかを最終確認します。

FPGAは、柔軟性と再プログラム可能な特性を持ち、さまざまなデジタル回路設計に対応できます。CPU、ASIC、ASSP、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、GPU、マイクロコントローラ(マイコン)など、それぞれ異なる特性と用途を持つデバイスと比較されますが、FPGAの強みはその汎用性とカスタマイズの自由度、迅速な開発が可能な点などにあります。またHDL、特にVHDLを使用することで、高度なデジタル回路を効率的に設計し、シミュレーションと検証を通じて高品質な製品を実現できます。FPGAの柔軟性を最大限に活用することで、設計の自由度と市場の変化への適応力が大幅に向上します。

ハードウェア記述言語のVerilogとVHDLの違い

VHDL(VHSIC Hardware Description Language)

VHDLは1980年代に米国防総省によって開発され、IEEE標準(IEEE 1076)として広く採用されており、以下のような特徴があります。

(1)構文が厳密

VHDLはAdaプログラミング言語に似ており、非常に厳密で冗長な構文を持ちます。これにより、コードの可読性と信頼性が高まります。

(2)強い型付け

VHDLは強い型付けを特徴とし、データ型の明確な宣言が必要です。これにより、設計時のエラーを早期に検出できます。

(3)豊富な機能

VHDLは、複雑な設計を管理しやすい構造化されたモジュール設計や、抽象度の高い設計記述が可能です。

Verilog

Verilogは1980年代にGateway Design Automation社によって開発され、1995年にIEEE標準(IEEE 1364)として採用され以下のような特徴があります。

(1)シンプルな構文

Cプログラミング言語に似た構文を持ち、学習曲線が緩やかで、設計者にとって使いやすいです。

(2)柔軟な型付け

VerilogはVHDLに比べて型付けが柔軟で、特に簡単な回路やプロトタイプの迅速な設計に向いています。

(3)イベント駆動シミュレーション

Verilogはイベント駆動型のシミュレーションをサポートしており、タイミング解析やシミュレーションが効率的です。

まずはご相談ください

“見積もりがほしい”、”こんなことはできるのか?”、”詳しい実績がしりたい”、”この技術は対応できるのか?”
そんな時は、質問だけでも結構です。お急ぎの場合も迅速に対応させて頂きますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

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