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SDカードの深い話
SDカード内で実際にデータを保存しているフラッシュメモリは、目まぐるしい半導体生産技術の進歩に伴って容量が飛躍的に増大してきています。またデジタルカメラ、デジタルビデオカメラの画質向上によって保存したいデータ量もどんどん大きくなってきています。 最新のデジタルカメラでは写真1枚で110MB近くのデータ量になるカメラもありますね。ハイビジョン動画を撮影するととんでもなく大きな動画ファイルになってしまいます。このような大容量データを保存するために、SDカードのデータ容量も飛躍的に大きくなってきています。最初に世の中に出たSDカードは2000年で容量は8MBでした。2012年5月現在最大容量のカードは128GBです。12年ほどで12,000倍の容量になっています。128GBなんていうと少し前だとハードディスクの容量を示すような数字ですから驚きです。
そんなSDカードのデータ容量を示す規格があります。SDHC、SDXCという名前を聞いたことはないでしょうか? この「HC」、「XC」という部分がデータ容量の範囲を示す規格になっています。とは言え実際のデータ容量はカード上に 数字で書かれていますので、あまり意識することはないのかもしれません。 では「HC」、「XC」というのは何を示しているのでしょうか?
最初のSDの規格では容量は2GBまででした。この次の規格でSDHCという名前になりました。「HC」はHigh Capacityを意味していて、4GB~32GBまでのデータ容量に対応しています。その後さらに大容量のカード規格がSDXCという名前に決められました。「XC」はExtended Capacityを意味していて32GBを超えて2TBまでのデータ容量に対応しています。
たった一枚のカードで2TBってすごくないですか?2012年現在主流になっているハードディスクの容量が1~2TBくらいですね。2TBのカードが発売されるとなると、胸ポケットに入るハードディスクのようなものと言えるかも知れません。(2012年5月現在2TBの容量のSDカードは発売されていません)
実際にSDカードを購入するときに、データ容量が示されていれば名前は関係ないような気がしますね。「今日はSDXCカードを買いに行こう」と意識する人は少ないんじゃないでしょうか? SDの名前が分かれている理由はファイルシステムというものがあるためです。パソコンやデジタルカメラなどでSDカードを扱うときにはファイルシステムが必要になります。 データ容量ごとに名前が分かれている理由は、このファイルシステムの機能に合わせているからなのです。データ容量とファイルシステムの関係に関しては別の回でご説明しようと思います。
【参考】容量の単位について 1,000MB = 1GB 1,000GB = 1TB つまり 1TB = 1,000GB = 1,000,000MB
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