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SDカードの深い話
今回はSDカードのデータ転送速度のお話しをしましょう。 デジタルカメラ、デジタルビデオカメラの高画質、高性能化により、有効画素数、連写速度等の性能が上がっていくに従って、素早く画像を表示したり、たくさんの画像を記録する必要が出てきます。例えば、昨年発売されたデジタル一眼カメラでは、有効約2430万画素の高精細な静止画を秒間 12コマで撮影できます。 このように連続的に大量のデータを書き込むために、カードのデータ転送速度が一定以上であることが要求されます。では、具体的にSDカードのデータ転送速度規格を見てみましょう。
SDメモリーカードには「スピードクラス」と「UHS スピードクラス」の 2 種類があります。 SDメモリーカード (SDHC、SDXCメモリーカード) のデータ読み書きスピードクラス規格は、 カードが対応する最低限のみ書き速度を保証するものです。この規格はSDアソシエーションにより策定されました。
【スピードクラス】現在のスピードクラスは、Class 2、Class 4、Class 6、Class 10の4種類が規格化され、読み書き時のデータ転送速度がそれぞれ最低で2MB/s、4 MB/s、6 MB/s、10MB/sであることが一定の条件下で保証されます。左図のように、カード表面のクラス表示のマークで判別できるようになっています。
(SDHCとSDXCメモリーカードには必ず表示されていますが、SDメモリーカードは表示されていない場合があります。)
【UHSスピードクラス】 UHS(Ultra High Speed)スピードクラスは、現在利用できる最高速のスピードクラスであり、発売されているのは「UHS-I」のみです。この速度規格は、SDHCおよびSDXCメモリーカードで実現されています。UHS-Iの最大データ転送速度は104MB/sです。撮影写真記録、およびビデオ録画用カードを選ぶ場合、その前にSDメモリーカードの性能を理解することが重要です。カードに表示されているマークによって、「スピードクラス」カードか「UHSスピードクラス」カードか区別出来るようになっています。
それでは上図のように「UHSスピードクラス」マークと「スピードクラス」マークが併記されている場合、どちらのスピードクラスで動作するのでしょうか?この場合、カードを挿入するホスト機器側のスピードクラスによって決まります。上記の場合、UHSスピードクラス対応のホスト機器に利用するとUHS-I、未対応機器に使用するとClass 10のデータ転送速度で動作します。 SDカードに適したスピードクラスを判断するには、使用説明書を確認してください。 カードによって転送速度に違いがあることをお分かり頂けたでしょうか? このカードの実力を発揮させるためには、装置側の性能も重要になります。次回はカードと装置の関係についてお話しします。
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